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【舞台】詩楽劇「沙羅の光」~源氏物語より~@東京国際フォーラム ホールD7

J-CULTURE FEST presents 井筒装束シリーズ
詩楽劇「沙羅の光」~源氏物語より~
東京国際フォーラム ホールD7で見てきました。(2024/1/5)



ホールの別フロアで企画展「よそほひの源氏物語~紫式部が現代へ綴る美のかけはし~」も開催されていて、「沙羅の光」のチケットを持っている方は無料で展示を見ることができます(企画展のみの入場は500円)。こちらも見学してきましたが美しい装束にうっとり。


令和の即位礼
皇后陛下の十二単(レプリカ)

平安の雅 美しいです


詩楽劇「沙羅の光」~源氏物語より~ に戻って……
5日間8公演。
平日公演限定でオリジナルグッズをいただきました。

匂い袋とチケットホルダー


【あらすじ】(公式HPより)
権勢を極めた光源氏(紅ゆずる)は六条院を造営し、紫の上(井上小百合)を妻として迎えようとしている。幼き日に若紫として光源氏に見染められてから、星霜を重ね、紫の上は遂に光源氏と結ばれる。そう思ったのも束の間、朱雀帝の娘でまだ幼い女三宮(羽鳥以知子)が光源氏の正妻として降嫁することを知らされ、紫の上は悲しみに暮れる。そんな紫の上の姿を見て息子の夕霧(日野真一郎)は、父に対する葛藤を吐露する。
しかし、歳は巡り、新年の節会、光源氏は女三宮を迎えて宴をひらく……。
お互いに愛し合いながら運命にからみとられ暗闇に引きずり込まれそうになる二人の心に平安は訪れるのだろうか……。
気鋭の歌舞伎作家、戸部和久が源氏物語を新たに解釈する書き下ろしの脚本で、終幕まで目を離すことができない。


​【配役】(公式HPより)
光源氏  ……紅ゆずる
紫の上 ……井上小百合
夕霧  ……日野真一郎
女三宮 ……羽鳥以知子
聖徳太子……尾上菊之丞


和楽器の生演奏がなんだか神秘的で引き込まれてしまった。
紅ゆずるさんの光源氏は美しい。美しいだけではなく人間味のある光源氏。
それでいて現実離れ感もある不思議な魅力。
なかなかこのお役をできる女優さんはいないと思う。
宝塚時代男役で「端正」と言われていた(本人も言っていた)紅さんならでは。


井上小百合さんの紫の上はかわいい。でもかわいいだけでなく苦悩や強さも感じた。



衣装が重厚感があり、そしてとても美しい。
本物の装束はとても重たいとのこと。


~今回の装束について(公式HPより)~
日本の伝統的な装束とエンターテインメントの要素を融合今回出演者が着る装束は、有職装束を製作・販売する井筒が、特別に製作した装束です。光源氏を演じる紅ゆずるは、深紫(こきむらさき)の地に山吹と流水の文様をあしらった色鮮やかな直衣(のうし)姿。光源氏は六條院「春の御殿(はるのおとど)」に住んでいるため、春の花である山吹を用いました。光源氏が愛する紫の上を演じる井上小百合は、紅色に桜文様の小袿(こうちき)を着用。紫の上の若々しさをいっそう引き立てる装束です。日野真一郎(LE VELVETS)は、光源氏の息子である夕霧の役で、若々しい浅緑(あさみどり)色の地に唐花尾長鳥の文様の直衣(のうし)を着ています。聖徳太子の役を演じる尾上菊之丞は飛鳥時代の装束をまとっています。見るものに威厳を感じさせるまばゆい色使いです。


~今回の作品の概要(公式HPより)~
2018年より日本文化の魅力を発信してきた東京国際フォーラムのJ-CULTURE FEST。2024年は、『源氏物語』にテーマを求めた、詩楽劇『沙羅の光』~源氏物語より~を上演いたします。本作品は、源氏物語の中で詠まれた和歌を、舞や歌、語りで聴かせ、光源氏と心を通わせた女たちの姿を描く詩楽絵巻として構成。和歌の朗読、二十五絃箏・胡弓、篳篥・笙などの和楽器演奏、日本舞踊などにより、女たちの思い、愛や苦悩を描きます。演者は豪華絢爛な平安装束を身にまとい、舞台を盛り上げます。


美しい和装束、和楽器の生演奏。
実に「日本のお正月」らしい舞台でした。


詩楽劇「沙羅の光」~源氏物語より~  公演チラシ


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